スポーツチャンバラは、社団法人日本スポーツチャンバラ協会の現会長である田邊哲人が、1971年(昭和46年)に刊行した「護身道」を発祥とする武道の一種で、現在、会員は30万人を越えて世界中に広まっており、全日本選手権と世界選手権が毎年開催されています。
国内においては、北海道から沖縄までの全ての都道府県に県協会が有り、各協会単位による選手権大会も活発に開催されています。
ところで、剣を使う武道と言えば、皆さんは何を最初に思い浮かべるでしょうか。
よく知られているところでは「剣道」がありますね。
剣道は、竹刀(しない)を用いて、小手(手・腕)、面(頭・側頭部)、胴(上半身)、突き(喉)を打つわけですが、スポーツチャンバラには、前記したような「この部分を剣で打つ」という決まり事はありません。
スポーツチャンバラでは、体のどの部分を打っても勝敗が決まるのです。
もちろん面を打っても良いですし、足を打っても良い。
私たちはスポーツチャンバラを「サムライ・スポーツ」と呼ぶことがありますが、体のどの部分に剣が当たっても勝敗が決まるという、この単純なルールはまさに「サムライ・スポーツ」にふさわしいでしょう。
またスポーツチャンバラには、小太刀、長剣、短刀と呼ばれる剣の他に、槍(ヤリ)や棒(ボウ)、杖(ジョウ)、盾小太刀と言った得物(エモノ)種目が有り、選手各々が得意とする得物(エモノ)を使用します。
しかし、単に得物を使って闘う打突競技だけではありません。
「基本動作」や「護身道型」と呼ばれる型も有るので、「強く優しく礼儀正しい心」を養う一面も備えているのです。
スポーツチャンバラで使う得物は全て、エアーソフトと呼ばれる、中に空気を入れた剣を使用しますので、怪我を負う機会は他の武道に比べて格段に少ないでしょう。
エアーソフト剣が相手の体に当たると、パーン!と、とても気持ち良い音がしますから、ストレス発散にも向いているかもしれません。
事実、ストレス解消に成ると言う声も多く聞いています。
千葉県内の各道場では、幼児から大人まで男女問わず、みんなが楽しく、そして激しく、稽古に励んでいます。
2010年に開催される千葉国体ではデモンストレーション競技になっているスポーツチャンバラ
。 パン!パーン!!パーン!!!と、貴方も是非やってみましょう!!